元気・健康をつくる呼吸法

自律神経・ホメオスタシㇲの安定強化 自然免疫力 治癒力高める呼吸法

スタフォード式腹圧呼吸と呼吸と弓道の呼吸と仏教の呼吸


弓道における呼吸法は「腹式呼吸法」に似ているが、空気を吐き出すときに腹を凹まさずに横隔膜を下におろした状態(下腹の張力をこめたまま)で、ゆっくりと息を細く長く吐く呼吸法で「丹田呼吸法」と言って、強い腹圧を伴った呼吸型といえます。
この呼吸法は、意識の発動に伴って身体の活動をうながすときに生ずる呼吸で、すなわち「息合い」、気息を云う。


丹田呼吸は身体と精神を結ぶ回路の大動脈で、身体と心をつなぐばかりではなく、自分と自分の周りの世界や人間との「間合い」を調整する働きをもっている。


また、丹田とは、中国三大宗教(儒教・仏教・道教)の一つの道教からきた用語で、語源は中国で昔から不老長寿の薬の「丹薬」というものがあって、その『「丹薬」を栽培する田畑』の意により、「丹田」と呼ばれるようになったそうで、「丹田」は不老長寿の薬を栽培する田畑であって、「丹田」の「腹」が人間の重要な部位であることを示している。


丹田呼吸法の原型は今から2500年程前にお釈迦様が悟りを開かれたときに展開されたと云われている。
お釈迦様の教え「大安般守意経」の中には、「正しい呼吸こそは悟りへの道」と云って、呼吸について様々な効果があることを教えている。
「大安般守意経」の(意訳)
『釈迦がある時、祇園精舎で多くの弟子を集めて正しい呼吸の重要さについて話された。